コトづくりとは何か

 コトづくりとは、「人々のQOLを向上させるテーマと実現方法を作り出す」こと。

  1. QOLに関連する疑問
    1. Lって何? ライフの細分化と統合化。衣食住行玩の後に接続されそうな分類は財(財産管理)、育(教育、学習)、健(肉体的、精神的安定化)など様々なことがあるが、生活をもれなく記述できる分類はあるのか。
    2. Qとは何か。QOLの調査は、すでに医学分野などではかなりの進歩があるが、それを全般的Lに展開するにはどうすればよいのか。こことか、ここ
    3. 向上ということは何を意味するのか。
  2. コトづくりにおけるテーマとは。質を向上させる具体的方法だけではなく、その時代や地域というコンテクストにあわせて時には質の一つを強調し、時には多元的な質を強く意識させるようなテーマを作り出すことも、コトづくりであると考える(例:メタボ、あるいは健康分野におけるパーソナル化と統合化)。キャッチフレーズと考えられやすいが、戦略(を短縮したキーワード)として捉えることもできる。政策・制度の変更などによって作り出される官製テーマもあるが、一つの企業や組織によるテーマづくりや、社会的な動きをマスコミの命名することによって生み出されるテーマもある。
  3. 実現方法:5W1Hを意識し、QOLを向上させる具体的な方策。サービス開発などが参考になる。

 



衣食住行玩
記事自体消えてなくなるといけないので転載します。
マネックス証券マネックスラウンジ;HSBCBRICs情報より

衣食住行玩 <HSBCの中国情報>

2006年01月18日

衣食足りて礼節を知る、などと昔のひとは言ったようですが、衣食住の次といえば何だと思いますか。

 日本では衣食住という言葉は固まったことばで、次に何ということはないようですが、中国ではこの次に「行」が来ます。さらに次というと「玩」が来るようです。

 「行」とは交通のことを言い、具体的には公共交通機関(タクシー・バス・地下鉄・電車)が整備されているのか、さらには道路網・鉄道網が整備されているのかということを指します。

 「玩」とは娯楽のことを言い、娯楽施設・娯楽を楽しむ環境が整っているのかを指します。

 中国では戦後永らく貧しい時代が続き、まずは衣食を満たすことが喫緊の課題となりました。衣食が足りたら、次は住居、そこで全国で今建設ブームが息長く続いています。さらに交通、娯楽に関心が移ってきたということではないでしょうか。

 交通の点では、すでに主要都市間で高速道路が開通し、鉄道網も次々と高速化されています。高速道路の総延長は3万4千キロ(2004年末)に及び、日本は
7000キロ程度(高速自動車国道)ですから、五倍近いキロ数が整備されています。自動車も次第に普及し、いよいよレジャーの足として活躍するでしょう。

 中国では春節(2月)、労働節(メーデー、5月)、国慶節(10月)の年3回一週間程度休めます、この大型連休に13億人がレジャーに殺到すればどうなることか。海やら山やら名所旧跡やらという古典的な観光にとどまらず、海外に出かけ、都市に繰り出し、あらゆる形の余暇活動が見られるようになるでしょう。もちろん、レジャーに特別な食事もつきものです。お腹がふくれるだけではなく、特別な食事というものも、より一般に普及し、消費文化が花開く時が来るでしょう。

 「衣食住行玩」この5文字の後ろ3文字の段階に来た中国経済のこれからの展開はやはり注目です。